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セカンド・ブレイン   QアンドA


Q1.セカンド・ブレインとファイアウォールは何が違うのですか?


  A    ファイアウォールは、出入りするパケットを選択することによって機能します。
選択は、送信元と送信先のアドレスやポート等に基づく明確なルールに従って行なわれます。
  つまり、ファイアウォールは危険な通信を遮断することで、コンピュータを守るわけです。

  外部からのリクエストを待っているサーバのように受動的なケースでは、
ファイアウォールは大きな威力を発揮します。
しかしながら、様々な外部のサイトに接続し多様な作業を行なうパソコンの能動的な活動を守る際には、
あまり役に立ちません。
例えば、パソコンでインターネット上のホームページを閲覧する場合、
接続先のポート番号は主に80であり、接続先のアドレスは予測することができないので、
パソコンを守るために意味のあるパケット選択のルールを書くことが困難だからです。
  つまり、パソコンの能動的な活動を守るためには、ファイアウォールでは十分ではありません。

  そこで、インターネット上でのパソコンの能動的で多様な活動を守るために、
私たちは、セカンド・ブレインを開発いたしました。
  セカンド・ブレインは、身代わりとなってパソコンを守ります。
パケットの選択によって守るのではありません。

  セカンド・ブレインを使用すると、いかに危険なホームページでも閲覧できます。
この点が、危険なホームページへの接続を遮断するファイアウォールと全く違う点です。
セカンド・ブレインは、危険へのアクセスを遮断するのではなく、
攻撃が行なわれることを前提とし、
攻撃されてもパソコン本体には危険が及ばないように、「身代わり」を使用するのです。

  そして、「身代わり」がぼろぼろになったりおかしくなったりしたら、
簡単に数分でクリーンな状態に戻します。

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Q2.セカンド・ブレインとウイルス検知ソフトは何が違うのですか?


  A    ウイルス検知ソフトは、データの中身を検索し、既知ウイルスのパターンに一致するものがあれば、
遮断、除去、隔離等を行なうことによってコンピュータを守ります。
最近では、単なるデータ検索ではなく、プログラムの動作の様子をチェックするものもありますが、
基本的には、活動パターンも含めて既知ウイルスのパターンがないかチェックすることによって機能します。

  もちろん、ウイルス検知ソフトは大変に有効であり、私たちもその使用をお勧めいたします。
しかしながら、最近ではあまりにも大量のウイルスが高速に生み出されてくるので、
一種類のウイルス検知ソフトだけでは、パソコンを守りきれなくなってきています
ウイルス検知ソフトを使用していたにもかかわらず、
コンピュータウイルスに感染して被害に逢われた方は少なくありません(実は、私たちにも起きました)。

  また、ここ数年、特定の組織や企業を狙って、
特定の目的を持って作成されたウイルスが使用される事件が起きてきています。
新しいウイルスが発見されると速やかにウイルスデータベースに登録されますが、
発見前に登録されることはないので、
ピンポイントで使用されるケースでは、ウイルス検知ソフトはほとんど役に立ちません。
ウイルス検知ソフトは、未知のウイルスには、ほとんどあるいは全く対応できないのです

  そこで、このような危険な状況下でもパソコンを守るために、私たちはセカンド・ブレインを開発しました。

  セカンド・ブレインは、ウイルスに感染しないことを目指しません。
ウイルスに感染することを前提に、感染してもパソコン本体を守るために、「身代わり」を使用するのです。
ウイルス感染が起きる可能性があることは、全て「身代わり」にやらせるのです。

  そして、「身代わり」がウイルスに感染したら(あるいは、感染した疑いがあったら)、
簡単に数分で、クリーンな状態に戻します。

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Q3.セカンド・ブレインは、どのようにしてパソコンを守るのですか?


  A    ファイアウォールやウイルス検知ソフトなどの既存のセキュリティシステムは、
既知の危険を除いたり、既知の危険に近付かないようにして、
コンピュータの安全を守ろうとします。

  セカンド・ブレインは、「身代わり」となって、パソコン本体の代わりに危険な作業を行い、
コンピュータを守ります。
これまでのセキュリティシステムとは、根本的に考え方が違います。
セカンド・ブレインの考え方に関しては、こちらをどうぞ

  セカンド・ブレインは、「身代わり」なので、攻撃を受け、ウイルス感染等が起こることを前提にしています。
したがって、いかに危険なホームページでも閲覧できますし、いかに危険なメールでも開けて読めます。

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Q4.セカンド・ブレインは、ソフトウェアなのですか?


  A    セカンド・ブレインは、パソコンにインストールするソフトウェアではなく、
パソコンに接続して使用する小さなコンピュータです。

  この小さなコンピュータが、「身代わり」となってパソコンを守ります。
攻撃を受けることが前提の「身代わり」なので、
ハードウェア的にパソコン本体と独立していることが重要なポイントとなります。

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Q5.セカンド・ブレインは、どのくらい電力を消費するのですか?


  A    現在、セカンド・ブレインは、話題のシングルボード・コンピュータ「Raspberry Pi」をベースにしており、
その消費電力は、3.5Wです。
これは、平均的なノートパソコンの消費電力の10分の1以下です。
毎日24時間使用しても、1ヶ月の電気代は、60円以下と言われています。

  発熱も消費電力に合わせて小さいので冷却ファンを必要とせず、静かです。

  ちなみに、サイズも約10cm X 6cm X 3cm と小さく、
A4サイズノートパソコンの10分の1程度とコンパクトです。

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