セカンド・ブレイン セキュリティ
セカンド・ブレインが提供するセキュリティは、これまでに用いられてきたファイアウォールやウイルス検知ソフトと
質的に大きく異なります。
ファイアウォールやウイルス検知ソフトは、既知の危険をできるだけ遠ざけることによってパソコンを守ります。
また、もしウイルス感染等が起こってしまった場合には、速やかに危険の除去を行ないます。
これに対して、セカンド・ブレインは、そもそも危険を回避しようとしません。
危険を受け入れ、危険に「やられてしまう」ことを前提とします。
むしろ、「やられた」場合に安全であるようにすることによって、パソコンを守ります。
| ファイアウォール、ウィルス検知ソフトによるシステム | セカンド・ブレイン |
危険の回避 | △ | ・事前に検知し、回避(危険なWeb接続は遮断することで回避)・新型ウィルスなどへの対応にタイムラグあり | × | ・検知・回避はしない(危険なホームページの閲覧も制限なし) |
ウィルス感染や不正侵入が起こった場合の安全性 | × | ・なし | ◎ | ・安全(パソコン本体へは被害は及ばない) |
問題発生からの回復時間 | × | ・パソコンの再インストールなど、数時間から一日程度 | ◎ | ・セカンド・ブレインの初期化時間(5分位)のみ |
パソコン本体のリソース消費 | × | ・CPU、メモリへの負荷あり(今後も増加の見込み) | ○ | ・なし |
OSへの対応 | △ | ・OS切替えの際はシステム更新が必要、またセキュリティホール対応なども必要 | ○ | ・OS切替え、サポート停止、セキュリティホール発生時などの対応は不要 |
コスト | × | ・システム構築・維持のコストが必要 | ◎ | ・セカンド・ブレイン本体価格のみ |
インターネットの世界では、時々刻々大量の新種のウイルスが生産され、
各種攻撃の手口もどんどん巧妙化しています。
このような状況のなかでは、危険を回避しようとしても回避しきれず、
「やられてしまう」場合も十分にありえます。
「やられてしまった」場合、ファイアウォールやウイルス検知ソフトは全く無力です。
しかし、セカンド・ブレインは、「やられてしまっても」大丈夫です。
「やられてしまっても」大丈夫なように、
パソコン本体とハードウェア的に独立した第2コンピュータを使用します。
セカンド・ブレインがウイルス感染や不正侵入により攻撃に利用されるという最悪の事態でも、 パソコンは大丈夫です。
パソコンは、セカンド・ブレインからのアクセスを一切受け付けないからです。
更に、セカンド・ブレインは、簡単にわずか約5分でクリーンな状態に戻せます。
ですから、何か異常があれば、気軽に初期化してしまえばよいのです。
ファイアウォールやウイルス検知ソフトは、危険がないか常にチェックし続けているため、
パソコンのCPUパワー、メモリなどのリソースをかなり消費します。
パソコンが著しく遅くなって、業務効率が低下することすらあり、
ウイルス検知ソフト自体がウイルスのようだと冗談を言う人もいます。
今後、ウイルスの種類が更に増え、攻撃のパターンも多様化し巧妙化して行けば、
それらをチェックして避けるために必要なCPUパワーやメモリも際限なく増大して行くことが懸念されます。
セカンド・ブレインは、「やられる」ことを前提としたシステムですので、
パソコンのリソースを大量に食いつぶすことはありません。
セカンド・ブレインは、攻撃と防御の際限のないせめぎ合いの外に存在しています。
私たちは、ファイアウォールやウイルス検知ソフトを使用することもお勧めします。
しかし、これらの既存の防御だけでは十分でなくなってきている現在、
新たな考え方に基づくセカンド・ブレインのご使用をぜひご検討いただきたく思います。
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